サンプルリクエスト
明日までにサンプルリクエストを提出する必要があります.
そこで,今回採取できたコアを見返し,今後の研究について少し考えてみたので,
今日は研究について書き記したいと思います.
私の研究テーマは,南極周辺の海底堆積物を分析し,過去の温暖な時代にどれだけ氷床が減少していたかというのを明らかにすることです.
これを解明することで,今後の温暖化でどれだけ南極の氷床が減少するかを予測することができ,どれだけ海水面が上昇するかを予測することに繋がります.
現在の研究は,東南極という南極の大部分を占める東側の地域です.
東南極の氷が全て融けると,海面は50m以上上昇するとも言われており,とても重要です.
しかし,現在特に融解が進んでいるのは,西側の西南極で,西南極の氷床変動は急速に解決すべき問題です.
今回と前回乗った船では,この西南極側の海底堆積物を掘削しています.
そこで,これらの西南極側の試料を使用し,過去の西南極氷床の変動を復元したいと考えています.
少し,難しくなってきてしまいましたが,今後は西南極の氷床変動と気候の関係を明らかにし,温暖化によって数十年後にどれだけ海面が上昇するかを予測していきたいです.
少しでも自分の研究を,環境問題改善に役立てるよう,研究を進めていきたいと思います.
2020.1.11