原点回帰

最近はシフト終わりに、博士課程進学後のための学振の書類を作成しています。

学振とは、若手研究者が国から受けられる支援制度のことで、書類が通過すると、研究費や給与がもらえます。

この書類の中には研究計画のほかに自分のアピールポイントなどを書く欄があります。

そこで、高校時代から今までの参加した実習等の情報を集めていたのですが、

高校時代のものなど懐かしいものばかりでてきました。

 

高校時代に行ったポスター発表や実習の写真。

学部の時のスコットランド実習やニュージーランドの写真。

どれも懐かしく、研究者を目指すきっかけになった出来事や南極を目指すきっかけになったことを鮮明に思い出させてくれました。

あの時の好奇心にあふれた感情を今、持っているだろうか

あの時のように、なんのけがれもなく、物事に対して向き合っているだろうか

そのような純粋に研究と向き合うことを思い出させてくれた気がします。

 

また、そんな忘れていた思い出が今の自分をつくっているのだと思うと、

今までやってきたことは何ひとつ間違っていなかったな。と思います。

そのことを今日、この南極海で気づくことができてよかったです。

きっと、船の上での経験は数年後、数十年後に

こういう風に思い出すだろうな。

思い出せたらいいなと思い、今日の思いを綴りました。

 

みなさんにとって今日のこの記事が

原点に戻り、自分の歩んできた道を振り返るきっかけになれば幸いです。