学振

だいぶブログをさぼってしまいました.

それも,学振の申請書に追われていたせいです.

この間も話したように、学振とは博士研究のために

国から研究費などの補助をもらえる制度のことです。

 

 

船に乗り,その最中に申請書を出さなければいけないことは

もう半年以上前から分かっていました.

そのため,1月には書き始め,船に乗る前にはほぼ書き終えて

船の上でその後の推敲をする予定でした.

 

しかし,船に乗るまでの2か月というもの

全く筆が進みません.このような申請書を書くのは初めてで

どのように書いたら良いのかわかりませんでした.

忠実に研究について述べるだけでなく,分かりやすく述べる技術も必要なため

もともと文章を書くのが得意でない私にとってとても苦労しました.

そのため,船に乗るまでにあまり進まず,船に乗ってからシフト終わりに

少しづつ書き進めるという日々でした.

 

そして提出1週間前,指導教員の先生に大幅な訂正を提案され,

毎日眠らない日々が続きました.

 

そんな中でも何とか書き上げ,無事に提出することができました.

 

よく,学振の申請書は採用されなくても,書くだけで文章能力の向上や

自分の研究と向き合う良い機会だから出すべきだという意見を聞きます.

これはその通りだと思いました.

今回,先生には何度も添削して頂いて,自分の文章能力のなさを痛感しましたが,

少しでも論理的な文章を書く能力がついたのではないかと思います.

また,自分がいかに研究テーマについて理解していなかったかもわかり,

1か月前から色々な論文を読み考察することで,研究に対して向き合うことができたと思います.

 

今回,良かったと思うことは,船の上でいつでも先生に添削してもらえる環境であったこと,博士の研究の試料がこの船で採取したものなので,その試料を見ながらわくわくして書き進められたことです.

 

この大変だった思い出を忘れずに,落ちても通っても今後に生かして行きたいです.

今日は,すべて学振の話になってしまいました.​

投稿できなかった数日の出来事は,思い出しながら後日書きたいと思います.