コアの記載

疲れすぎたので、更新遅れました。

3日前に書いたものです。

 

今日は少し時間に余裕があるので、船の上での研究について話したいと思います。

 

船には研究者の他に技術者の人が何人も乗船しています。

まず、この技術者の人が海底までドリルを下して、取れたてのコアを分割してくれます。

この後が研究者の仕事です。

私はSedimentologist という役職で、コアの記載などをします。

上がってきたコアを

1.表面をきれいに削る。

2.コアの写真を撮ってくれる機械にコアを移す

3.コアの色を認識してくれる機械にコアを移す

4.自分の目で見てコアを記載する。

(層序、色、ドリルの削り後、化石や礫など含まれている物質、長さなど…)

5.スミアスライドを作り、顕微鏡下で鉱物やプランクトン化石などを観察する。

 

これの繰り返しです。

この後、各チームにコアが渡り、古地磁気分析、プランクトン化石の同定、化学分析、など様々な分析を船上で行います。

 

これを2か月間休みなく繰り返すなんて…

すでに飽きてきました。

 

爪を切らなきゃと爪を眺めながら船上での月日の経過を感じています。

このままいくと何も得ずに終わってしまうような気がして不安を感じてきたので

明日からもっと積極的に研究について議論したいなと思います。